髪を染める

僕はよく髪を染める。

それもよくある茶髪等ではなく、かなり原色に近いような、明るくてカラフルな物だ。

思い返してみればここ数年は黒髪だった記憶がない。

昔からなんとなく黒髪が嫌なのだ。
黒は自分に似合わない気がしている。
髪の黒い自分を見るとなんかパッとしない。
黒髪の時「ザブングルのカッチカチじゃない方に似てる」と言われた事もある。
自分でも概ね合っていると思う。

なんというか没個性なのだろう。
もっと言えば地味。

子供の頃も明るい髪に憧れていた。
学生の頃は校則で染められなかったが、大人になり縛りつけられる規則も無くなったため、昔の反動からなのか思うからままに衝動的に髪を明るくし、染めている。

髪を染め始めた当初は茶髪だった。
自分で適当にブリーチをし、そこそこ黄ばんだ汚めの茶色。
頭皮もそこそこ染みるしあまり良い感覚では無かったが染める作業自体は楽しく、自分の変化を見て気分が上がった。

僕は自分で何かをするのが好きだ。
なので髪も自分で染めるし難しい部位でなければピアスも自分で開けるし曲も作るしわざわざサイトを作ったりもする。

そういう自分で何かをする楽しさと自分が変化するという結果や快感が相まって髪を染める事にハマった様に思う。

そしてしばらく茶髪を続けたが、ある日カラーバターの存在を知る。
カラーバターは色の入るトリートメントの様な物で、ブリーチして明るくなった髪に使う事によって発色する。

様々なカラーが開発されており、本当に原色の様な濃い赤や墨の様な黒まである。

バターというが食べてはいけないし美味しくもないので食べるのはやめた方がいい。

茶髪にも飽き、髪色をどうしようか悩んでいた僕はカラーバターの存在を知った後すぐにドンキホーテに買いに行った。

初めて買ったのはマニックパニックのバッドボーイブルーだったと思う。
中二病を患っている僕は髪の毛青かったら強そうじゃないかなと思ってそのカラーにした、派手だし。

家に帰り、早速髪を染めようと意気揚々に開封し、非常に青く微妙な粘度の液体を容器から手に取った。

そう、手に取ったのだ。
手袋も着用していない、素手で。

マニックパニックは非常に良く染まる、優秀なカラー剤だ。

僕の手は一瞬でブルーマングループの仲間入りをしてしまった。
地味な印象をなんとかしようとしたのに、手が鮮やかな青色の個性的な人になってしまった。

洗って回復を試みるも失敗、綺麗に染まってる。
マニックパニックマジで優秀。すごい染まる。

諦めたので素手でそのまま髪の毛に塗ることにした。
手が綺麗に青色に染まったのを見て、これは髪の毛も良い色になりそうだぞ、一人ほくそ笑んでいた。

そして髪の毛全体に塗り終えしばらく時間を置いてから洗い流す。

失敗は有ったが、待ち望んでいた変化の時。
だったのだが

髪の毛は青くなっておらず、ムラのある緑になっていた。
わかりやすく言えば川辺の苔。
どうしようもない仕上がりだった。

カラーバターは絵の具の様な染まり方をする。

今回僕の髪の毛は黄ばんだ茶髪だった。
そこに青色を足してしまった。
つまり黄色+青色で緑色になってしまったのである。

失敗だった。
髪の毛が白くなるくらいまでブリーチしてから色を入れるべきだったのだ。

ちなみにお風呂場で染めてたら飛び散ったカラー剤で浴槽が青くなってました。
浴槽白いからね、綺麗な青色になりましたよ。
マニックパニック本当に優秀。
掃除めっちゃ大変だしめっちゃバッドでブルー入った。

後悔してもやってしまったものは仕方ない。
とりあえずそのままの髪の色で生活する事に。

友達には髪の毛苔生えてるよとか、カビてるよとかよく言われたものの意外と反応は悪くなかった。
そして髪の色が変っていういじられポイントが増えたおかげで地味な印象も脱却出来た気がした。
髪の色を変えただけで豊かになったのだ。
こうして味を占めてしまったのである。

これ以降どんどん髪色を変えていくようになった。
昔は青系が多かったが、最近はピンクに染めている事が多い。
青系よりもピンクの方が人からの反応が良い気がする。

しかしピンクに染めているとYoutuberみたいって言われる事が多いので本当に良いのかはよくわからない。HIKAKINさん好き。

緑だと苔、ピンクだとYoutuberと言われるので今度両方混ぜた色もやってみたいと思う。
そしたらなんて言われるんやろな。

そういう事を考えてたら自分に似合う色ってなんだろうと思い始めたのでパーソナルカラー診断も受けてみたい。

これで診断受けて黒が似合う色やったらどうしよか。
振り出しに戻る。

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